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適切な施術で辛い症状を根本から改善

根本からの解決を大切にしているという院長は、「骨や神経などに異常がないことが前提ですが、むち打ち症は施術さえ適切であれば、多くの場合改善します」と語る。同院には事故後5年、10年と苦しんできた患者さんが数多く訪れるが、共通しているのが首の歪み。一つひとつの首の骨を細かく触診し、歪みを戻していくわけだが、「頸椎が正常な動きを取り戻すことで、さまざまな後遺症が解消・軽減されます」と院長。
　
また、早期回復を目指し、施術に酵素カプセルを取り入れているのも大きな特長だ。自賠責保険の適用期間内であれば自由に利用できるので、長年体の辛さを抱える患者さんほど効果が期待できるという。ほかにもマイカーが必須という地域性を考慮して送迎サービスも行っている。

患者さん一人ひとりと向き合って丁寧な施術を施す

「治療家自身に情熱がなければ」と語る院長にとって、最も辛いことは患者さんの症状が改善しないこと。優先度の高い施術から行い、改善が見られない場合は、全国の研究会を飛び回って得た施術法など、各種の療法を組み合わせて、柔軟な発想で複合的に施術する。それでも改善しなければ、治療イメージができるまで夜中に骨格模型と格闘したり、新しい文献をあたったり、患者さんの症状が改善するまで試行錯誤を続ける。「愚直なほどに修正を繰り返して創り上げたものだけが違いを生む」と語る志村院長。患者さんの症状を見ながら、丁寧に施術を行っていく姿勢に、長年事故の後遺症に悩まされてきた患者さんたちは厚い信頼を寄せている。

スタッフと患者さんの二人三脚で創り上げる大切な場所

記者からの目

治療家として、事故によるむち打ち症、ひいては後遺症を抱える患者さんの症状を治したい、改善してあげたいという強い思いが、患者さん一人ひとりに合った治療法を柔軟な発想でとことん追求していくという姿勢から垣間見ることができました。また、インタビュー終了後に、「大事なことを伝え忘れていた」とわざわざ追いかけてきて、「治療が困難とされる後遺症こそ、みせてほしい」と語ってくださった先生の言葉が胸に突き刺さりました。

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