外山 仁先生へインタビュー

この職業を目指したキッカケを教えてください。

もともと当院は、父が開業したものでして、自分も父のように人のためになる仕事をやっていきたいと思っていました。とはいえ最初から治療家に関心があったわけではありませんでした。サラリーマンとして外に出たことで、始めてこの仕事の素晴らしさがわかったんです。「身近にありすぎて、見えなかったものが、よく見えてきた」。それがキッカケですね。

治療家としてのやりがいや喜びを具体的に

自分が行った治療で、患者さんに感動していただいた時ですね。ここに来て良かったと、笑顔で帰っていかれる姿を見ると、こちらも笑顔になります。

また、週に2～3回、スタッフや若い治療家を集めて勉強会をしているのですが、彼らが新しいことを吸収してくれた時に喜びを感じています。若い治療家を育てていくことも、私のやりがいというか、使命ですね。

患者さんのためになる将来の構想やイメージがあればひとこと

体のことで困っている人が、年々増えているように感じていますね。特に最近は、精神的な要因もからまり症状が複雑化しています。ストレスを抱えることで体に症状が出たり、反対に体の疾患が原因でうつ状態になってしまったり……。そんな複雑な症状を、少しでも取り除くことができる治療家を目指していきたいと思い、日本自律神経学会に参加するなどして、研鑽を積んでいます。

患者さんに喜ばれたエピソードや治療院への声

長年とりきれなかった痛みの原因を探しあて、その痛みをとり除くお手伝いができた時はとても喜んでいただけています。また、めまいや体のだるさなど、不定愁訴の症状で病院に行っても治してもらえなかったという患者さんが訪れることも多々ありまして、治療の結果、症状が改善し、「日々の生活が快適になった」と感謝されると励みになりますね。