上野晃先生へインタビュー

この職業を目指したキッカケを教えてください。

医療に関心を持ったのは祖母の病気がきっかけでした。現代医学では解明できない病気があることを知り、未病や健康管理へのアプローチに興味が湧いたことから、明治鍼灸大学に進みました。その後、教員になりたいという思いに押されて教員資格を取り、１０年以上にわたって後進の指導に取り組みながら、臨床・研究・授業・学科長の仕事に携わってきました。しかし、臨床経験やキャリアを積めば積むほど、漢方医学の考え方や施術法の探求・実践こそが自分の使命であり、終生のライフワークと気づきました。

治療家としてのやりがいや喜びを具体的に

患者さんの苦痛を癒し、心身の悩みをケアできることが何よりの生きがいです。患者さんの身体機能が回復したり痛みや愁訴が緩和するなど、損傷が完癒したりした結果、患者さんの満面の笑顔に出会えることに心から感動を覚えます。一治療家としても一経営者としても、理念と実践力と収益性をマッチングさせてこそ、患者さんへの万全のケアが実現できる唯一の道と強く確信しています。

患者さんのためになる将来の構想やイメージがあればひとこと

医療や施術にゴールはありません。有能果敢なスタッフたちとミッションや情報を共有し合い、日々研鑽を重ねながら、施術力やカウンセリング力を高め、患者さんの信頼感を着実に育んでいきたいですね。プロの治療家、カウンセラーのポジションやプライドに甘んじることなく、患者さんが生涯の健康を楽しめるように誠心誠意アドバイスできる、人生のよきコーチでもありたいと願っています。

患者さんに喜ばれたエピソードや治療院への声

患者さんから寄せられる施術力や完癒への高い評価と信頼だけが、私たちの施術資産であり、貴重なエビデンスの形成につながります。たとえば、開業後６年間の交通事故関連の施術数は、およそ４３００件以上を数えています。３４歳の女性の患者さんの一例をあげます。この方は、信号待ちで停車中だった車中で、後ろからの追突にあいました。初めは痛みが感じられなかったということでしたが、日に日に背中から腰、首へと痛みが強くなっていきました。病院でのレントゲン検査などでは異常はみられず、そこの先生の薦めもあり、整骨院に通う事にしました。交通事故にあった精神的なショックと、なかなか周囲の方には理解してもらえない痛みとで不安が一杯な状態で来院されましたが、親切、丁寧、笑顔を心がけ、。毎回症状を聞き、施術を進めていきましたので、精神面の不安を無くしていくことができました。症状も緩和されたとおっしゃっていただけましたので、本当に良かったです。他にも、事故ケアの面などでたくさんの感謝のお言葉をいただいています。