黒川剛先生へインタビュー

この職業を目指したキッカケを教えてください。

若い頃に、民間の整体の学校に通っていたんです。手に職を付けようという気持ちがありました。その時に整体の治療院に見学に行ったら、患者さんがみんな「先生ありがとうございます」と言っていて、すごく感謝されているんですね。それですごい仕事だなと思いました。実は整体の国家資格があるというも、その時に知りました。辛そうにしている患者さんが「先生ありがとう」と言って帰っていくのを見て、これほど他人から感謝される仕事はないだろう、と感動したのがきっかけです。

治療家としてのやりがいや喜びを具体的に

やっぱり「良かった」と言ってもらえる時ですね。「具合が良くなって、マラソン大会で走れたよ」と感謝されたり、部活動をしている学生さんが「試合の前に痛めちゃったんだけど、明日試合だから調節に来たよ」と言って来てくれたりすると、やりがいを感じます。それから、お年寄りだけでなく１０代から７０代までの幅広い患者さんが来てくれることも、やりがいにつながっていますね。

患者さんのためになる将来の構想やイメージがあればひとこと

もっと地域の人に来てもらいたいですね。スタッフも増やしていきたいと思っています、やっぱり一人では限界がありますしね。患者さんを待たせることもあったりしますから。予約の希望日程が合わなくて、断ってしまう時もあります。

あとは、接骨院で事故の治療ができるということがまだまだ知られていないので、きちんと安全に治療できていますよと伝えていきたいです。大きなところばかりじゃなく、うちみたいに小さなところだと細かいサポートができたり、かえって良かったりするケースもあることを知ってもらいたいです。

患者さんに喜ばれたエピソードや治療院への声

皆さん仕事をしているので、「仕事が楽にできるようになった」と言ってくれます。宅配便の仕事をしている方で、今までは荷物を運ぶ時にしゃがんだだけでも辛かったのが、「最近では気づくと腰に手をやらなくなってきた」と言って喜んでくれました。治ってからでも、腰痛に悩まされるんじゃないかと心配していた方だったんですが、すごく良くなったと。交通事故の治療が終わっても、「また別のところが痛んだときには頼むね」と言ってくれる方もいますね。