廣田岳士先生へインタビュー

この職業を目指したキッカケを教えてください。

高校２年生のとき、部活で腰を痛め、朝起き上がれないという経験をしました。病院に通っても一向に良くなることがないまま過ごす数か月は悪夢のようでした。ある日、母の知人の紹介で鍼灸治療を受け、同時に食事療法に取り組んだところ、日に日に症状が改善していくのがわかりました。「こんな職業もあるんだ！」と感激したのが治療家人生を歩むきっかけでした。

治療家としてのやりがいや喜びを具体的に

月並みかもしれませんが、患者さんの笑顔が一番のやりがいです。治療をしたことに対する「ありがとう」の言葉と共に、表情が明るくなっているのを見ると、心の負担を軽減させるお手伝いをさせていただけたかな、と嬉しくなります。特に交通事故の治療で来られた方は、心が動揺していらっしゃる方がほとんど。そういった方たちから「この医院を選んでよかった」と笑顔で言っていただけると、とてもやりがいを感じます。

患者さんのためになる将来の構想やイメージがあればひとこと

当院のスタッフを含め、一人でも多くの治療家を育成することに力を入れたいと考えています。これまでの治療経験を伝えるべく、東京や大阪など遠方へも足を運び講習会を開いたりしています。全国各地に交通事故によるむち打ち症や後遺症で悩まれている方はいます。治療家同士、横のつながりを作りお互いのスキルアップを手助けし合うことが重要なのではないかと思っています。

患者さんに喜ばれたエピソードや治療院への声

骨折や打撲など痛み止めがほぼ効かないような痛みでも、当院では手技だけで痛みをスパッと取ることもできます。高校３年生で最後の試合前にケガをしてしまった人が駆け込んで来られ、本番に悔いなく臨むことができたと喜ばれたこともあります。「先生に任せて良かった」という患者さんの声が、自分の技術向上のエネルギーになっています。