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治すということは患者さんの人生を変えること

病院で、交通事故が原因の腰痛やむち打ちは治らないと見放された患者さんに、「決して諦めないでほしい！」と野口院長は力強く語る。「痛みのせいでやりたいことができなかったり、今までやれていたことができなくなった患者さんが、当院の施術で回復された例はいくつもあります。そうした患者さんから感謝の言葉をもらえる
ことが、いちばん嬉しいですね」と院長。

「症状の改善はその人の人生が変わるということです。それに携われるのが、この仕事のやりがいであり、誇りに感じています」
　
言葉の端々に施術に対する熱い想いが込められている。

症状を見ながら段階的に施術

施術は患部の違和感を取り除く程度の軽いものから始め、日常の動作をしている間のどんなときにどのような症状が現れたかを聞きながら、人間本来の動きができるように施術を進める。そのため、施術には1週間〜 3か月程度は必要となる。

「症状が改善すると通院しなくなる患者さんがいます。完治したわけではないので、良くなるまで根気よく通院してほしい」と院長。
　
後遺症が残ってしまう場合は、なるべく症状が出ないようにするための体操や、自宅でできるケアをマンツーマンで指導する。
「整骨院というと骨の専門家みたいなイメージが強いですが、当院の名前には“自分は筋肉の専門家として患者さんと接したい”という想いが込められています」と院長。この言葉に治療家としての自負がうかがえる。

ホームケアのための体操も懇切丁寧に指導

記者からの目

サッカーの話になると人懐っこい少年のような笑顔になる先生。スポーツマンらしい、爽やかな人柄が言葉の端々から伺えました。病院などで症状の改善が難しいと診断された方も決して諦めないでほしいと熱く語る姿は、いつも患者さんの状態に細かく気を配って診療をしている様子を彷彿とさせるものでした。

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