谷貝智宏先生へインタビュー

この職業を目指したキッカケを教えてください。

初めは「スポーツ好き」という理由で「スポーツトレーナー」になりプロ選手の体のメンテナンスを行っていたんです。プロ選手の体は常にケアされ、自然治癒力も高く治りが早い。しかし一般の方の体はそうではなくなかなか治りにくく困っている人が多い、ということを知ったんです。そうした体の痛みで困っている人を治してあげたい、そう思ったことが治療家になったきっかけです。

治療家としてのやりがいや喜びを具体的に

自分の持っている全ての経験や技術、知識を組み合わせて治療をしていくなかで患者さんの体のバランスが回復し痛みが和らいでいる、という反応が体の具合や表情などからすぐわかるということにやりがいを感じます。患者さんに「ありがとう」と言われた時は本当に嬉しい。自分の天職だと感じています。より良い施術が出来るようこれからも日々勉強しステップアップしていきたいと思っています。

患者さんのためになる将来の構想やイメージがあればひとこと

治療院のある緑ヶ丘は自分の地元であり思い入れもひとしお。地域の行事やイベントにも積極的に参加させて頂いています。そんな地元のエリアで患者さんのライフステージに合わせて一生のお付き合いが出来る治療家になりたいと思っています。例えば女性であれば出産などによって体のバランスが変わってくると今までと違った歪みなどが生じてくる。またちょっとした日常の変化がストレスを生み痛みの原因になっている場合もあります。そういった時治療家としてだけでなく「気軽に相談できるお兄さん」みたいな感じでメンタルな部分もケアできるジェネラリストになりたいと思っています。また足腰が弱くなり治療院に通えなくなってきた方の為に今後訪問ケアも行いたいです。

患者さんに喜ばれたエピソードや治療院への声

それまで他院で治療をされていてなかなか痛みが治まらず当院へ。マッサージや電気治療などの治療を施し痛みが緩和していった時は非常に喜ばれます。そんなお顔を拝見するとこちらまで嬉しくなり「やっていて良かった」と感無量に。また交通事故後の治療がきっかけで自分の体を見つめなおすきっかけになった、ずっと付き合える整骨院を見つけた、と喜んで頂ける方もいらっしゃいます。

交通事故にあってからだいぶ日にちが経ってしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか？

先ほどもお話ししましたが治療の開始時期は早ければ早いほど完治しやすいです。だからと言って決して良くならない、というわけではありません。適切な治療を施していくことによって痛みがほとんどなくなり回復していく場合もあります。諦めないで是非相談して下さい。

「他の整骨院に通っているが良くならない、でも転院には抵抗がある」という方は。

１か月ほど通っていても痛みなどが改善されない場合は転院をお勧めします。もし転院に抵抗があるなら並行して通われても構いません。様子を見ながら最終的に患者さんがどちらかを選ばれればいいのです。病院に通われている場合も同じです。上手く整骨院を利用してください。

交通事故のむち打ち症を治すポイントは？

とにかく適切な治療を出来るだけ早く行い、少し良くなったからといって途中でやめることなく完治するまで治療を続ける、ということです。

事故という突然の出来事で精神的にも肉体的にもダメージが大きく病院には行くものの体の状態をきちんと見つめていない、痛みを我慢してしまっている、というのは良くありません。休業保障もでますのでまずは体を第一に考え治療を優先して欲しい、時期が遅くなればなるほど治療期間も長くなり後遺症が残ってしまうこともあるからです。一生のことを考えると今は治療に専念する時期、と割り切ることも大切です。

また小さな事故でも意外と体の一部に負担をかけ後から症状がでることもあります。自己判断せず一度専門医に診てもらうことをお勧めします。